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3. Command Line Usage - NSIS Users Manual

これはNSIS Users Manualの非公式な日本語ドキュメントです。本コンテンツの利用によって生じたいかなる損害も、著者は一切の責任をとることができませんので、自己責任での利用をお願いします。読みやすさを重視するため必ずしも原文に忠実でない部分があります。また、誤りが含まれている可能性もあります。必ず原文をご確認ください。 訳者:Kawai

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第3章: コマンドラインの使い方

3.1 MakeNSIS の使い方

MakeNSIS コマンドを使用して、スクリプトファイル(.nsi)を実行可能なインストーラにコンパイルします。NSIS 開発キットをインストールすると、エクスプローラ上で .nsi ファイルを右クリックし、「コンパイル」を選択するだけでコンパイルすることができます。

コマンドラインから MakeNSIS を使用する場合、makensis コマンドの構文は以下のようです。

makensis [option | script.nsi | - [...]]

3.1.1 オプション

  • /LICENSE はライセンスページを表示します。
  • /V スイッチに続く0から4の数字は出力メッセージの量を設定します。0=出力なし、1=エラーのみ、2=警告とエラー、3=情報と警告、エラー、4=すべての出力。
  • /P スイッチに続く0から5の数字はコンパイラ プロセスの優先度を設定します。0=低、1=通常以下、2=通常(デフォルト)、3=通常以上、4=高、5=リアルタイム。
  • /O に続くファイル名はログの出力先を設定します(スクリーンには出力されなくなる)。
  • /PAUSE は終了する前に makensis を一時停止します。Windowsから直接実行した場合に有効です。
  • /NOCONFIG は nsisconf.nsh の読み込みを抑制します。このオプションを指定しない場合、インストーラは nsisconf.nsh からデフォルトを設定します。
  • /CMDHELP は指定されたコマンドの基本的な使い方を表示します。コマンドが指定されない場合は、すべてのコマンドを表示します。
  • /HDRINFO は makensis がどのようなオプションでコンパイルされたかを出力します。
  • /NOCD は .nsi ファイルがあるディレクトリにカレントディレクトリを変更することを抑制します。
  • /D スイッチを利用すると、グローバルな define リスト(!define を参照)にシンボルを追加することができます。このスイッチは複数回利用することができます。
  • /X スイッチを利用すると、続けて指定したコードを実行することができます。このスイッチは複数回利用することができます。例: "/XAutoCloseWindow false"
  • スクリプトファイル名の代わりにダッシュ(-)を指定すると、makensis は標準入力をソースに設定します。

3.1.2 注意点

  • 引数は順番どおりに処理されます。「makensis /Ddef script.nsi」と「makensis script.nsi /Ddef」は同じではありません。
  • 複数のスクリプトを指定された場合は、結合されたひとつのスクリプトとして扱われます。
  • Windows 95、98、NTでは、プロセスの優先度に「通常以下」と「通常以上」を設定することができません。これらのシステムでは、「通常以下」は「低」に、「通常以上」は「高」に設定されます。

3.1.3 環境変数

makensis は、ディレクトリの場所を保持しているいくつかの環境変数をチェックします。それらの変数を示します。

  • NSISDIR, NSISCONFDIR - NSIS データと設定ファイルがインストールされた場所。NSISDIR は、スクリプト変数 ${NSISDIR} に割り当てられます。詳しくは 4.2.3 を参照してください。
  • APPDATA (Windows) または HOME (他のプラットホーム) - ユーザごとの設定ファイルの場所。

3.1.4 例

基本的な使い方:

makensis.exe myscript.nsi

クワイエットモード:

makensis.exe /V1 myscript.nsi

圧縮方式の強制:

makensis.exe /X"SetCompressor /FINAL lzma" myscript.nsi

スクリプトの振る舞いを変更:

makensis.exe /DUSE_UPX /DVERSION=1.337 /DNO_IMAGES myscript.nsi

パラメータの順序:

makensis /XSection sectioncontents.nsi /XSectionEnd

3.2 インストーラの使い方

生成されたインストーラやアンインストーラは、コマンドラインでいくつかのオプションを指定することができます。これらのオプションによって、インストール処理をもう少しだけ制御することができます。

3.2.1 一般的なオプション

  • /NCRC は CRC チェックを無効にします。ただし、スクリプト内で 「CRCCheck force」 が使用されていない場合に限ります。
  • /S はインストーラやアンインストーラをサイレンとモードで実行します。詳細については 4.12 を参照してください。
  • /D はデフォルトのインストールディレクトリ( $INSTDIR )を設定し、 InstallDir および InstallDirRegKey を上書きします。このオプションは、コマンドラインにおける一番最後のパラメータでなくてはいけません。また、たとえパスにスペースが含まれてたとしても、クォートを含めてはいけません。絶対パスのみサポートします。

3.2.2 アンインストーラ特有のオプション

  • _?= は $INSTDIR を設定します。このオプションは、また、アンインストーラを一時ディレクトリにコピーしてから実行することを抑制します。アンインストーラの終了を待つために、 ExecWait を利用することもできます。このオプションは、コマンドラインにおける一番最後のパラメータでなくてはいけません。また、たとえパスにスペースが含まれてたとしても、クォートを含めてはいけません。

3.2.3 例

installer.exe /NCRC
installer.exe /S
installer.exe /D=C:\Program Files\NSIS
installer.exe /NCRC /S /D=C:\Program Files\NSIS
uninstaller.exe /S _?=C:\Program Files\NSIS
# uninstall old version
ExecWait '"$INSTDIR\uninstaller.exe" /S _?=$INSTDIR'

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